「小田急のドラえもんラッピング電車」に見る野外広告の注意点

この( 特別電車「小田急F-Train」の車体ラッピングの終了について(2011/9/22) pdfファイル)件、ちょっと気になってTwitterでつぶやいたのですがブログにまとめておきます。

当該の方はもちろんご存知だとは思いますが、広告や看板を出す際は、所轄の自治体に確認のとることがたくさんあります。景観条例はもちろん、健康食品・健康サービスなどであればさらに薬事法・医師法などですね。
このルール自体にイイ・ワルイと言った話もあるとは思いますが、原則これで動いている以上準拠する、その上でできる事をするのが、企業としてのお約束事ではないでしょうか。

こういった場合の対処として、グレーなものは予め自治体に確認をとり「担当者のお墨付きをもらう」保険をかけることが大事です。今回、担当の方が申請しなかった理由に「文字が入ってないから広告に当たらないと判断した」とありますが、こういった理由があるなら余計に確認をとっておくべきです。自治体は、前例を作るとなし崩し的にOKをださなくてはいけなくなるから、確認をされていない場合、NGを出さざるをえない…これが今回の指摘ですよね、多分。

(まぁ、今回の場合、ドラえもんという巨大なコンテンツを扱い、クリエイターに依頼し、出来たものに対して修正を依頼しにくい…という担当さんの個人的な感情と立場もあったのかもしれませんねぇ・・・)

自治体の担当者も人間ですので、条例に対してどう判断するかいろいろあります。NGかもしれませんし、条件付きOKが出る場合もありますし、一緒に妥協点を探してもらうというのも広告担当者の仕事です。

こういった面倒くさいやりとりを何回もしたことありますが(クライアントに折衝はしていただきましたが)、担当のOKもらえれば胸をはって出せるわけですし、公共性の高いキャラクターだからといって妥協しないで欲しかったというのが、第三者意見です。
極端な話…ですけど、今回のこの判断で確認とってればOKだったかもしれない東京都内のラッピング電車の可能性がひとつ減った…かもしれません(もしもで語るのは良くないですが…。

今回の東京都の景観条例、JR東日本などは(多分)一番最初に許可がおり、その条例ないでデザインをしているのですが、広告部分・塗装部分を巧みに工夫し許可をもらって走らせています(山手線やポケモン新幹線など。
そんなものを見ているせいか、工夫次第で楽しいデザイン、いいデザインは出来るものと思っています。

このドラえもんラッピング電車はとりあえず今月中…とのことですが、条例に対応して再度走って欲しいですよね?小田急さんはどう対処するんだろう。せっかくのミュージアムを盛り上げるモノだけに・・・復活しないかなぁ。